2024.04.01 | 調査コラム
(ショートレポート)電動アシスト自転車用ドライブユニット特許出願動向調査
日本の電動アシスト自転車は、シティサイクル(通称:ママチャリ)に電動アシストユニットを付加したものから普及している。その切っ掛けは、2009年に、「幼児の二人乗り」の基準に適合した自転車であれば、3人乗りが合法となり、子供の送り迎えなどに便利(こぎ出しの力があまり掛かからない)電動アシスト自転車が好まれるようになった。 (子供を2人乗せると30kg以上になるため人力での走行が不安定となるため電動によるペダル力をアシストする力が必要であった) また、世界(特に欧州)においては、スポーツ性を重視した電動アシスト自転車の普及が加速している。このように電動アシスト自転車が日本及び外国で需要拡大の兆しを見せている。今後、自転車の殆どが電動アシスト付きとなる可能性があり、電動ドライブユニットのさらなる開発が必要とされる。そこで、電動アシスト自転車の主要パーツであるドライブユニットに着目した特許出願状況を分析し、電動アシスト自転車の今後の動向を予測してみる。