2019.12.01 | 調査コラム
他社権利調査の進め方の基本
他社権利調査とは、ある製品(実施技術)が他人の特許を侵害していないかどうかを調べる調査です。他に、侵害予防調査、クリアランス調査、FTO調査(Freedom To Operate)等とも呼ばれ、その調査の進め方にも各社毎の特色があったりもします。本稿では、私が他社権利調査を進める際の基本的な考え方を紹介します。
他社権利調査とは、ある製品(実施技術)が他人の特許を侵害していないかどうかを調べる調査です。他に、侵害予防調査、クリアランス調査、FTO調査(Freedom To Operate)等とも呼ばれ、その調査の進め方にも各社毎の特色があったりもします。本稿では、私が他社権利調査を進める際の基本的な考え方を紹介します。
以前“簡単にできる特許検索”と題して無料DBである「J-PlatPat」での検索方法として、特に番号による検索、キーワードによる検索を紹介しました。
その際に、キーワード検索においても外国特許文献の検索ができることに触れましたが、数年前に比べて検索できる対象が拡充されています。そこで今回は、実際に「J-PlatPat」においてどのように、何を検索できるのか、改めて検証しました。
特許調査には、出願前調査、他社権利調査、技術動向調査などの種類がありますが、中でも無効資料調査は、法的スキル、技術スキル、検索スキルが総合的に要求される調査です。今回はその無効資料調査及びその調査戦略立案のポイントについて簡単にご説明いたします。
アズテックは特許情報の調査・分析を専門とした独立系の調査会社で、知財業界に身を置く企業の中でも割とニッチなポジションであると考えています。人材採用のシーンでは大手企業と比較されることも多く、より良い人材の確保については四苦八苦しながらも毎年続けています。事実、就職市場はここ数年で売り手市場化が進み業種や企業規模による違いはあるものの、人を1人採用することも難しい時代になってきました。また採用だけでなく、より高品質な特許調査を提供するために調査のプロフェッショナルを育て上げることも私たちの使命です。
今回のコラムを担当する私(小倉)は業務では人事総務を担当していますので、アズテックで実際に行っている2つの社内制度(在宅勤務、教育支援)をご紹介することで、普段とは別の側面からアズテックという会社を知ってもらえたらと思います。
特許調査の外部委託を検討する際のポイントとして、そのメリットとデメリットを2回に分けてお送りしています。この後半では前半のメリットに続き、デメリット側を見ていきます。
特許事務所を始め、日本国内だけでも知財系の調査サービスを提供する企業は多くあります(アズテックもその一つです)。この様ないわゆる外注業者への業務委託を利用したり利用を検討したりすることは、この知財業界にいる方であれば経験のある方も多いのではないでしょうか。今回は調査会社側の視点から、調査委託のメリット・デメリットを整理してみたいと思います。ただし「調査会社側の視点」と言えど我田引水とならない様に客観的に論じるため、ここではアウトソーシングの一般論に沿って進めていきます。
特許公報を見ていると、いろいろな日付が出てきます。
例えば、出願日、公開日、登録日、(公報)発行日、……
【2019年5月13日 J-PlatPatのリニューアルに伴い記載内容を更新 】
特許の調査分析を行うにあたっては、特許情報についての知識が必要不可欠です。 ここでは、特許情報とはどういったものなのか?どんなことが分かるのか?あるいは分からないのか?について簡単に解説したいと思います。
アズテックより特許情報や調査分析に関するコラムを配信しています。